2月15~16日にかけて、ポスティング業者に依頼して埼玉県の入間市と越谷市それぞれ5,000世帯、合計1万世帯に当会のチラシを配布しました。
この2市を選定した理由は、先月の東京練馬区と同様、先月時点で学校での給食時の黙食に関する教育委員会のガイドラインが緩和されていなかったからです。選定から実際の配布まで日が経ってしまったので、配布直前に2市にその後の緩和状況を確認したところ、越谷市は「会話は控える」から「大声での会話は控える」という、文科省の昨年11月の通知に沿った内容に緩和したようです。一歩前進ですね。
一方で入間市は未だに一律「会話を控える」のままでした。教育委員会の担当者が言うには、まだ学級閉鎖が起きているから、とのことです。コロナ騒動が起きる前もインフルエンザの流行で学級閉鎖になったことはあったはずですが、その時は黙食なんてしていたのでしょうか。1月に電話した際にはそのことを指摘したうえで、過剰な感染による子どもたちの慢性的な緊張感と心理的ストレスが心配である旨伝え、当会のチラシを市内に配布する旨も告知したのですが、2月になっても何も変わっていませんでした。この市ではまだまだ黙食が続きそうです‥‥。地元の保護者の多くが意見、要望を上げないとこういう自治体はなかなか変わらないのかもしれません。
ちなみに、入間市の教育委員会の担当者が「近隣の市もまだ緩和していない」などと発言していたので調べたところ、近くの飯能市も教育委員会レベルでまだ緩和していませんでした。飯能市の教育委員会に問い合わせたところ、その担当者も同様に「他の市もまだ緩和してないと思う」などといった趣旨のことを発言していました。おそらく入間市も飯能市も「緩和してないのは自分のところだけじゃないから」という感覚があるのだろうと思います。だからなおさら緩和が進まないのかもしれません。困ったものです。
いち早く黙食を緩和した九州の福岡市は、緩和によって感染が拡大したと考えられる事例はないと公式に述べています(http://shiminnnokoe.city.fukuoka.lg.jp/kodomo-kyouiku/2222001827000.html ※令和4年10月発表。公表期間は6カ月間のようなので、令和5年4月まで閲覧可)。
頑なに緩和をしない教育委員会の人たちや学校の先生たちは黙食なんてしてるのでしょうか。してないでしょう。なぜ子どもたちだけに黙食を強い続けるのでしょうか。そこに合理性、整合性があるのかどうかちゃんと考えているのでしょうか。万が一のことがあって責任を取らされたくないからという理由だけではありませんか。コロナ騒動が始まって4年目に入ったこの時期までズルズル続いている黙食、本当に疑問です。